あの日あの時、あなたは・・・?


6年前の、あの日あの時、貴女は何処に居たの・・・
そんな会話をする事・・・が時々ある。

reiは、路線バスの中に・・・バスに乗り込み8・9分位・・・
バス停4つ目の少し前・・・信号を過ぎたころ・・・異変・・・で
                      バスが止まった。

運転手さんが今、大きな地震のようです、バス停ではありませんが、危険ですので、停車いたします。
バスのドアを開けておきますので、ご自身の判断でお降りくださいのアナウス。

フロントガラスの窓から前方を見ると、電線が見た事ない揺れ、と
道路が、波うっていた。reiは丁度行先バス停近くで、下車した。
          
ビルからは多くの人が外に、出て来ていた。
        さて、どうしよう、帰ろうか・・・ 思案した。
訪ねるお宅は連盟会長宅、一人住まいの方なので、伺う事に・・・
彼女は庭にいた。玄関は開かず、いろいろの物が倒れていた。                       

足の踏み場だけを確保し、重い物はそのままに…部屋にあがった。
そこに2回目の地震が・・・二人で柱にかじりついた。

身内の方から安否の電話、reiも自宅に電話が通じた。
         歩いて帰宅?そんな時バスに乗る事が出来た。

バス中は乗り継ぎ・乗り継ぎで帰宅する人等の、会話が飛び交っていた。きっとこのバスが最後かも・・・道路が渋滞が始まった。

バスの運転手さんの冷静な対応で、乗客のパニックはなかった。

このバスに知人が乗っていたが、2度目の地震で、運転手さんが
この先行かれても、お帰り出来なくなると思いますので、下りの
バスでお帰りが・・・と言われ帰宅出来たと・・・
素晴らしい、運転手さんでした。

一年後、3月3日桃の節句に桃のお花を届ける、ボランティアの一員
として、気仙沼を訪れたが、目の前には土台だけの家ばかり、まだ
片付けずに至らぬこんな光景もあった。上に船も・・・
イメージ 1

ここは高台の中腹辺りまで津波が来たという・・・
1階は窓が破れ、中の物はみな流された、  
イメージ 2隣合わせでも流された家と被害のないお家が有り、疎通が上手く                                 ゆかないとの・・・声もあった。
今も思い出す、仏様のお花は買い求めるけれど、お雛様の
    桃のお花を思い浮かばないと
新聞でもし東京にあの津波が来たなら
をみて、あの時見た気仙沼の光景を
思い出した。
         
災害は忘れたころにやって来る? 
 忘れないようにしなければ・・・ 
                    
      家で一人居たパトナーは、今もあの揺れを
        目眩のように感じている・・・と
         あの日あの時感じたように
             ( ;∀;)